ささがわのがわ

カードゲーム 漫画 映画などについて ようは雑記です

何にも知らないけどサイドチェンジしてみた【遊戯王Advent Calendar 23日(夜)】

こんにちは、笹川と申します。

 

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いやあ、気づけば12月になってしまいましたね。正直全然実感が沸いてきません。

 

師走という言葉からも伝わるように、昔の人が「12月ってメチャメチャ忙しいのよ~~~!!!」と言った通りに現代社会に生きる僕も忙しい日々を過ごしています。

 

出社...帰宅...就寝の無限ループが嫌すぎるので、クリスマスも近いし美味し~チキンが食べたくなり帰りにウキウキでファミマに寄ったら売り切れていました。なんかファミチキって全国的に品薄らしいです。最悪だ...。

 

最悪すぎる......。

 

夢も希望もないし、コンビニで買えるホットスナック程度のささやかな幸福さえ許されないのか......。

 

いや...待てよ....

 

あるじゃないか...僕には....

 

遊戯王アドベントカレンダーがよぉ~~~~!!!!!!!!!デッキビルダーの方々のここでしか読めない構築論は勿論の事、ファミチキすら買えない無味乾燥な日常に彩りを与えてくれるSS記事、それで仕方なく肉まんを買おうとしたら「まだ蒸してる途中で...」と言われた時の店員さんとの微妙な温度感さえアツアツにしてしまうBIGLOVEを感じさせる好きなカード語り果てはゲームそのものに鋭いメスを入れる批評記事まであるのか~~~~!!!!う~ん、最高ッッッッ

sashimimihsas.hatenablog.com

 

参加されているライターさんの記事まとめはこちらからどうぞ

adventar.org

adventar.org

 

本日昼の部の投稿は「ネフティスの鳳凰神が好きすぎる」ことでお馴染みの

雨 みずか さんが執筆された「クリスマスプレゼント」にまつわる記事でした。

クリスマスにみんなでこぞって遊戯王がしたくなる内容となっております。

amemizuka.livedoor.blog

 

......

 

......

 

......

 

はい。というわけで張り切って23日目夜、務めさせていただきます。

 

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さて、前述したように、今回参加させていただいている遊戯王Advent Calendarではこれまでに総勢45名ものブロガーの方々が記事を投稿されています。どの記事もとても興味深く拝読しました。その中でも特に目を惹いたのはやはり多種多様な「構築論」の存在です。皆さんとても真摯にご自分の思考を言語化している印象です。

 

そして...そしてメチャメチャ文章が上手い。困りました。まずい。こんなんじゃ僕が何を書いても、それはそれは薄っぺら~~いスタンスが露呈するだけです。

 

悩みに悩んだ末......気づきました。広く流布した「デッキ」観念でありながら、まだ誰にも取り上げられていない未知の領域。それは......

 

「サイドデッキ」です。

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どうしてもアーキタイプ毎の相性が勝敗を分ける対戦型TCGをプレイする上で、サイドデッキはある種の救済策でもあり、またゲームそのものに無限の奥深さを付与しています。サイドデッキは自分のデッキからメタ上の仮想敵を予測する環境理解度にクオリティが大きく左右され、いざ対戦中に実際にサイドチェンジを試みる場合においても相手にメタを張りつつ、デッキ内の個々のカード枚数を偏らせない絶妙なバランス感覚が必要となる......。

 

さしく「プロフェッショナル」の領域......

 

おっしゃ!!!とっかかりが見えてきました。

 

サイドデッキについての記事を書きます

 

早速ネタ集めだ!!!

 

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(なるほど......自分のデッキに合わせてメタを想定するのが大事と)

 

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(「屋敷わらし」や「エフェクト・ヴェーラー」がメジャーなのね。確かにニッチに作用するカードはメインデッキよりサイドインの方が有効そうだ)

 

(これがサイドデッキ......深い...このシステム、やはり奥が深いぞ!)

 

 

       30分経過

 

 

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(はいはい......だいぶ「理解」できてきたな)

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(いとうい「の」ぢじゃなくて、いとうのいぢだったんだ。ずっと勘違いしてたな)

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(う~~~ん)

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本当に申し訳ございません。何1つ理解できませんでした。

 

そもそも今まで一度たりとも大会なるものに触れてこなかった人間が1時間や2時間そこらで「革新的かつトラディショナルな戦略を踏襲したサイドデッキの極意」みたいな思考が湯水のごとく湧き上がるわけがありませんでしたね。

 

ということなので本当に残念ですが心の底から何も理解できていないので、記事をここで締めくくらせていただきます。

 

本当に申し訳ないです。でも今はオーゼンさんのことしか考えられないので...ネトフリでハルヒも見直したくなっちゃったし......。

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では、これにてわたくしドロンさせていただきます...へへっ...あっしはみなさまと違ってクリスマスにはたんまり予定があるんでさあ......へへっ...すいません......。

 

                                  (終)

 

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安西先生...

 

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俺...

 

記事が、書きたいです......!!

 

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何も分からないなりにサイドチェンジしてみる

 

せっかくなのでこの場を借りて人生初の「サイドチェンジ」をしてみます。

 

しかしプレイするのが遊戯王である以上は対戦相手の存在が不可欠なんですよね。

いっちょ一肌脱いで人生初の「大会参加」もクリアしてしまうか...と言いたいところですが極度のビビりなのでやりません。

 

ですので、ちょうど遊びに来ていた友人の細谷(ほそや)君にハナシを

持ちかけたところ

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快く対戦相手を引き受けてくれたので助かりました。実際には「あ~い」という覇気のない二つ返事が返ってきただけですが、それが彼のスタンダードなので大丈夫です。

加えて彼もまた緩く遊戯王に向き合っている人間なので、恐らくサイドデッキなど扱ったこともないのは容易に予測できました。状況は五分(ごぶ)。これはいける!

 

ただお互いに底の浅~い素人には変わりがないので、特別な取り決めを行いました。

 

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「事前に相手のデッキを知った状態」で「一週間の猶予がある」時点でもはやサイドデッキでもなんでもないのは重々承知しています。

でもこれじゃなきゃ無理なんです。それくらい僕らは駄目駄目なんです。

 

一週間後の再戦を約束して彼を見送りました。今までの僕たちの生ぬるい友人関係が明日からは「ライバル」になるんだという熱い感情を胸に秘めながら......。

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よっしゃ!気合い入ってきましたね。勝利と推理は綿密な情報収集に裏打ちされるのだよ、ワトソン君......。

 

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(成る程、ね)

 

使用デッキの紹介

 

●笹川使用デッキ

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ダイナレスラー

今回笹川が使用するには「ダイナレスラー」です。言わずと知れたGO鬼塚の相棒たるデッキ、そして悪名高いパンクラトプスの所属カテゴリですね。正直パンクラトプス以外誰も知らないって方も多いのではないでしょうか。かくいう笹川もパンクラトプス以外、何をするのかデッキを組み上げた現在もよく分かっていません。構築としてはかなりオーソドックスかとは思いますが......

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「バグースカ」、そして「和睦の使者」とかなり後ろ向きなカードを採用しています。こういう部分で人間性が出るのって悲しくなりますね。

 

●細谷使用デッキ

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RR-レイドラプターズ

そして細谷が使用するのは「RR-レイドラプターズ」。こちらも根深いファンの多い良質なテーマですね。また、「ワイズ・ストリクス」というハチャメチャなリンク新規のおかげで大幅なパワーアップを果たしたデッキという印象です。彼の構築もそこまで王道をはずれた構築ではないものの......

 

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往年の名パッケージ「ダムルグ魔封じ」セットが採用されています。

 

そして時は過ぎ......

 

「サイドチェンジ」当日

あっというまに一週間が過ぎてしまいました。が、準備は既に万端...とは言えないものの、与えられた時間は「サイドチェンジ」を理解するのには十分すぎました。

 

つまり、相手の意表を突き、時には絶望的な相性差さえ覆してしまうサイドチェンジの極意。

 

では早速...

 

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買ってきた「鳥よけCD」を...

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開封して

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部屋にぶら下げました。

 

レイドラプターズ...鳥獣族テーマに対して「鳥よけCD」をぶら下げるのは発想が安易すぎる気もしますが、相手には無くて自分にはあるもの__つまり、「部屋に招く」側として、「待ち受ける」側としてのアドバンテージを存分に活かせたと自負しています。はたから見るとヒッチコックの「鳥」の世界で順応した人たちの暮らしぶりみたいですが相手に与えるプレッシャーはかなりのものでしょう。

 

相手の精神的動揺によるプレイミスに上手くつけこむ...

 

サイドチェンジの基本ですね

 

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ちなみに立ち上がる時にかなりの高頻度で頭にぶつかっちゃうので部屋の中でCDはぶら下げないほうがいいです。

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これでひとまずの準備は完了。

あとは座して「好敵手」の来訪を待つばかりです。

 

 

  1時間経過

 

 

f:id:Kobayashikun:20211223030819j:plain 遅れてすいません、開けてください。なるはやでお願いします。色々とまずいので......。

 

おっ、やっと来ました。集合時間よりだいぶオーバーしていますが、ここで冷静さを失えばそれこそ小次郎の二の舞というもの。ひとつ深呼吸してドアを開けます。

むしろ平然を装うことで相手の警戒を解いた状態で部屋に誘い込めます。

 

f:id:Kobayashikun:20211223031250j:plain ささ、入って。寒かったろうね。温まって

 

 

f:id:Kobayashikun:20211223030819j:plain ではお言葉に甘えて...

 

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f:id:Kobayashikun:20211223030819j:plain 失礼します

 

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............ッッッッッッッ!!!!????

 

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................何(なに)??????????

 

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何......何(なに)?????????

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f:id:Kobayashikun:20211223031250j:plainあの...それが何なのか説明していただけますか。物凄く不安になるので。

 

f:id:Kobayashikun:20211223030819j:plain 見ていただければわかると思うんですけど......

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f:id:Kobayashikun:20211223030819j:plain 恐竜の女子マネージャーです。

 

f:id:Kobayashikun:20211223031250j:plain 恐竜の...女子マネージャー......??

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口周りのスケール感がバグりすぎていて歯クソをほじっているようにしか見えませんが...

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ホイッスルを吹いています

f:id:Kobayashikun:20211223030819j:plain はい。対戦相手が「ダイナレスラー」を使うということで色々考えたんですけど、諸事情を考慮した結果これがいちばんいいかなって。これは滅茶苦茶な偏見ですが体育会系なんて大体はマネージャーに弱いんです。恐竜とプロレスラー、両方の性質を兼ね備える存在が文化系なわけない

 

f:id:Kobayashikun:20211223031250j:plain 百歩譲ってその論理を認めるとして、ダイナレスラーって部活動として運営されてたんですか

 

f:id:Kobayashikun:20211223030819j:plain ............

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f:id:Kobayashikun:20211223031250j:plain わかりました。この件に関してはもう何も言いません

 

f:id:Kobayashikun:20211223030819j:plain ところでどうして部屋にCDがぶら下がってるんですか

 

f:id:Kobayashikun:20211223031250j:plain 気にしないでください。部屋で根菜を育てようかなと思って

 

 

恐るべし人の欲、人の業、そしてサイドチェンジ......

あれだけ雄弁に語った「待ち受ける側」の余裕は粉みじんになり、僕の部屋は「鳥よけCDがぶらさがってて」「恐竜の女マネがいる」空間になり果てました。

 

これが...サイドチェンジ。僕の知っている遊戯王とは全く異なる、別概念の戦略。

 

しかし、残された勝機があるのなら熱くぶつかってこそ決闘者というもの。

 

いざ尋常に________勝負。

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f:id:Kobayashikun:20211223031250j:plain その状態になってまでシャカパチするなよ

 

そして_____

 

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完敗しました。悔し~~~っっっ

 

f:id:Kobayashikun:20211223030819j:plain 勝ちました。人って恐竜の女マネになっても素直に勝利を喜べるんですね。

 

f:id:Kobayashikun:20211223031250j:plain 何だろう。普通に悔しくなっちゃったな。いや~~あのツイン・ツイスターが通ってればな~~、まだワンチャンあったと思うんだけど...まさか......

 

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f:id:Kobayashikun:20211223031250j:plain カードが強風で飛ばされないように上から板で打ち付けて固定するとはね

 

f:id:Kobayashikun:20211223030819j:plain そのまま勝てたからよかったけど、魔法・罠ゾーンを封鎖されて使えなくなったのに気付いたときは頭が真っ白になっちゃった

 

f:id:Kobayashikun:20211223031250j:plain あとはアレもキツかったな...ほら、こっちがバグースカ出して盤面抑えようとしたタイミングで.....

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f:id:Kobayashikun:20211223031250j:plain おもむろに目覚まし時計を取り出してアラームを鳴らすもんだからバグースカが起きちゃったやつ。アレは上手かった。このゲームに対する練度の高さを感じました

 

f:id:Kobayashikun:20211223030819j:plain それを言うと君のやつもよかったじゃん。綺麗に決まったダークシムルグ&魔封じの芳香コンボがさ

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f:id:Kobayashikun:20211223030819j:plain 君のかきまぜた納豆の臭いで魔封じの芳香がかき消されてコンボが成立しなくなったのはメチャメチャすごかった

 

f:id:Kobayashikun:20211223031250j:plain あっ、ほんと?割と苦肉の策だったから嬉しい

 

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サイドチェンジ最高......

 

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AND....

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MERRY CHRISTMAS.........

 

END

 

次回予告

 

いよいよ明日はクリスマス・イヴ!!

 

心浮き立つ、そんな日の午前を鮮やかに彩ってくれる素敵なオーナメントは......

 

Gyiさんです!!!

mindhackduel.blogspot.com

 

いよいよラストスパートに差し掛かった遊戯王Advent Calendar。

 

言わずもがなまだまだ目が離せません!!!

 

この調子でみんなで楽しくクリスマスを迎えましょーよ!!!!

 

以上!

 

 

デッキのご紹介 【幻想ラストヴィジョン】

 身に染みる寒風も暖かさを取り戻しはじめ、一気に春めいてきたと感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 

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季節の訪れ


みなさま、こんにちは。ささがわです。普段はマジック:ザ・ギャザリングというゲームをプレイしておりますが、時折こうやって遊戯王についてデッキを構築してそれをご紹介できればと思っております。クラスタの箸にも棒にも掛からぬ未熟者ではありますが、なにとぞよろしくお願いいたします。

 

今回は【フォーチュン・ヴィジョン】なる永続魔法に焦点をおいたデッキについてお話しします。

 

 

フォーチュン・ヴィジョンって?

 

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《フォーチュン・ヴィジョン》


 永続魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキから「フォーチュンレディ」カード1枚を手札に加える事ができる。
(2):1ターンに1度、自分フィールドのカードが効果で除外された場合に発動できる。このターン、自分フィールドのモンスターは効果では破壊されない。
(3):1ターンに1度、相手フィールドのカードが効果で除外された場合に発動できる。このターン、自分が受ける戦闘ダメージは1度だけ0になる。

 

そうですね。まずはこの素晴らしくクールなカードについてご説明するところから始めましょう。一目見てわかるとおり《フォーチュン・ヴィジョン》は3つの効果のどれもが運用すべき一定の価値を見出すことができる秀逸なデザインのカードです。

 

①の効果でハンド・アドバンテージを失わずに「フォーチュンレディ」を用いた展開にシフトできますし、②③の効果により相手の除去に対しての防御を固めることができます。つまり攻防一体の非常に扱いやすいカードなのですが、今回特にわたしをエキサイトさせたのは②の効果であったことを告白しなければなりません。

 

「効果破壊耐性の付与」、しかも自分フィールド上のあらゆるモンスターに!!

 

個人的には昨今ことさら散見される「相手の効果によって」なる一文がないのもエクセレント。発動のトリガーもそこそこに緩く、《PSYフレームロードΩ》のような「毎ターン自身を効果除外できる」モンスターと組み合わせれば安定した運用も可能となります。さて、ここでとりわけ簡単に思いつくのは、《激流葬》や《ブラックホール》などの全体破壊スペルを発動し、相手に一方的に被害を押し付けてしまうというものですが、せっかくであれば自壊系のデメリットを打ち消してこそポテンシャルを発揮しそうなこのカード。

 

そこでわたしの胸中によぎったのが《幻想召喚師》《異星の最終戦士》の2枚です。

 

 フォーチュン・ヴィジョンに何を視たか

 

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《幻想召喚師》《異星の最終戦士》

 

続けてご説明いたしましょう。《幻想召喚師》は自身がリバースすることで、問答無用でEXデッキから融合モンスターを特殊召喚するきわめて異彩を放つ効果。《異星の最終戦士》は自身が表側表示で存在する限り、お互いに一切の召喚行為(モンスターのセットのみ可能)を制限するとびきり強力なロック効果を持つモンスターですが、この2つのカードに存在する共通点に聡明なみなさまはもうお気づきでしょう。

 

そう、どちらも「自分フィールド上のモンスターを破壊する」強烈なデメリットが明記されております。《幻想召喚師》は自身の効果で特殊召喚したモンスターのエンドフェイズでの自壊、《異星の最終戦士》は自身が特殊召喚された時、自分フィールドのこのカード以外のモンスターをすべて破壊する効果をそれぞれ持っています。

 

であるとするならば、仮に《フォーチュン・ヴィジョン》の②の効果が適用されたターンに《幻想召喚師》をリバースして《異星の最終戦士》を呼び出せたとしたなら、それぞれのデメリットをまとめて回避しつつクールな盤面がつくりだせるのではないか?

 

それがこのデッキの出発点であり一貫したコンセプトになります。

 

それでは早速レシピをご覧に入れましょう。

 

ラストヴィジョン

 

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あらためてコンセプトのご説明をば。

 

《フォーチュン・ヴィジョン》の②の「自分フィールド上のモンスターへの効果破壊耐性付与」を適用し《幻想召喚師》から特殊召喚した《異星の最終戦士》を盤面に定着させ相手の加勢を許さずに一気に勝負を決めに行くデッキです。


やにわに目に飛びついてくるのはリバースモンスターである《幻想召喚師》をサポートする《聖占術姫タロットレイ》とそのわきを固める《宣告者の神巫》でしょうか。

また、《ブンボーグ003》《ブンボーグ001》《緊急ダイヤ》と、この三種類の採用から容易に察せられるとおり、このデッキは手数の多さを売りにした「どこを引いても戦える」ベクトルにはあらず、「初動を強く意識した」構築であります。

 

構築の際に目標として設定したのは以下のような盤面ですが

 

《PSYフレームロードΩ》+《聖占術姫タロットレイ》+《幻想召喚士》(セット状態)+《幻想召喚師》でリリースするモンスター

  

な、なんと《ブンボーグ003》1枚から《フォーチュン・ヴィジョン》以外はすべてそろえることができます!すごい!ハリファイバーとアウローラドンは本当にすごいんだ!ヴィジョンは素引きする必要があるので、素引きしましょう。 

 

・長ったらしく申し訳ございませんが展開は以下の通り。

 

条件:手札に《ブンボーグ003》

 

①《ブンボーグ003》召喚。効果で《ブンボーグ001》を特殊召喚。機械族モンスター2体で《水晶機巧ハリファイバー》をリンク召喚。効果でデッキから2体目の《001》を特殊召喚

 

②《ハリファイバー》と《001》の機械族2体で《幻獣機アウローラドン》をリンク召喚。効果で《幻獣機トークン》3体の特殊召喚に誘発して墓地から《001》2体を特殊召喚

 

③《幻獣機トークン》と《001》の2体で《虹光の宣告者》をシンクロ召喚。これをもう一度繰り返し《虹光の宣告者》2体で《御影志士》をエクシーズ召喚。素材を1つ取り除きデッキから《禁忌の壺》をサーチ、さらに素材として墓地に送られた《虹光の宣告者》の効果で《聖占術姫タロットレイ》をサーチ。

 

状態:《アウローラドン》《幻獣機トークン》《御影志士》(自分フィールド上)

《聖占術姫タロットレイ》《禁忌の壺》(手札)

 

④《アウローラドン》の②の効果を発動し、《幻獣機トークン》《御影志士》の2体をリリースしてデッキから《幻獣機コルトウイング》を特殊召喚し、効果により《幻獣機トークン》2体を特殊召喚。これに誘発してさらに墓地から《001》2体を特殊召喚。加えて《御影志士》の素材として墓地に送られた《虹光の宣告者》の効果で《聖占術の儀式》をサーチ。

 

➄《幻獣機トークン》2体と《001》で《シューティング・ライザー・ドラゴン》をシンクロ召喚。効果でデッキから《幻想召喚師》を墓地に落としレベルを4に変更。《シューティング・ライザー》と《コルトウイング》で《PSYフレームロードΩ》をシンクロ召喚

 

⑥最後に手札の《聖占術の儀式》を発動し、同じく手札の《禁忌の壺》をリリースして《聖占術姫タロットレイ》儀式召喚!エンドフェイズに《タロットレイ》の③の効果で墓地の《幻想召喚師》を裏側守備表示で特殊召喚

 

状態:《アウローラドン》《Ω》《タロットレイ》《幻想召喚師》《001》(フィールド)

 

以上がこのデッキの基本的な初動になります。

 

《虹光の宣告者》2体でのエクシーズ召喚を絡めた、儀式召喚クラスタではおなじみのテンプレートの変形といったところでしょうか。当然ながら《001》2体を含んで《アウローラドン》をリンク召喚できれば初動をスタートできるので、《緊急ダイヤ》の発動や、《001》を召喚して《リンクリボー》に変換した後、何らかの手段で墓地の《001》を蘇生することでも初動が可能になります。

 

あの、フォーチュンヴィジョンが手札にないのですが

 

だから素引きしましょう。ね。まあ当然ながらそれで割り切ってしまえるのならデッキに思案する意味もありませんので一応サブプランを確保しております。上述した展開をメインプランに据えるなら本ルートはその準備段階と言えますね。使用するのはこちらも汎用性に長ける初動札である《宣告者の神巫》です。

 

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《宣告者の神巫》


チューナー・効果モンスター
星2/光属性/天使族/攻 500/守 300
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキ・EXデッキから天使族モンスター1体を墓地へ送る。このカードのレベルはターン終了時まで、そのモンスターのレベル分だけ上がる。
(2):このカードがリリースされた場合に発動できる。手札・デッキから「宣告者の神巫」以外のレベル2以下の天使族モンスター1体を特殊召喚する。

 

こちらもご存じのかたが非常に多いでしょうが、《宣告者の神巫女》1枚から自由に永続魔法・フィールド魔法をエンドフェイズにサーチすることが可能です。

 

・手順は以下の通り。

 

①《宣告者の神巫》を召喚。効果でデッキから《トリアス・ヒエラルキア》を墓地に送る。

 

②《宣告者の神巫女》をリリースして墓地の《トリアス・ヒエラルキア》を特殊召喚

リリースされた《神巫》の効果でデッキから《ワルキューレ・セクスト》を特殊召喚

 

特殊召喚された《セクスト》の効果でデッキから《ワルキューレ・フュンフト》を特殊召喚。《フュンフト》の効果でデッキから《フォーチュン・ヴィジョン》を墓地に送る。

 

④任意のモンスター2体で《警衛バリケイドベルグ》をリンク召喚。効果でエンドフェイズに墓地の《フォーチュン・ヴィジョン》をサルベージ。

 

 以上の手順を経ることで《フォーチュン・ヴィジョン》が手に入ります。記述したケースだと盤面に《バリケイドベルグ》+モンスターが残るため芸術点に欠けるところは否めませんが、うまく蘇生札をハンドに引き込めていればモンスターの蘇生&リンク召喚で《デコード・トーカー・ヒートソウル》につなげることが可能です。

 

全体的なゲームプランについて

 

このデッキが大まかにみすえるゲームプランを個々の採用カードに関連付けてご説明いたします。

 

《聖占術姫タロットレイ》・・・いわずと知れたリバーステーマのシナジーを強固にする優秀な儀式モンスターです。このデッキだと初動にかかわるなくてはならない大黒柱でもあり、一連の展開後も《最終戦士》を自分のターンに裏返したり相手ターンに表側にしたりとかなりのお茶目なご様子。さすが姫。リバサーの姫といって過言ではない。

 

《機巧狐ー宇迦之御魂稲荷》・・・《緊急ダイヤ》を初動として設定した都合、特にデッキにくっつきのある上級機械族が見つけきれなかったので一番まるいかなと思い採用。正直浮ついた理由である事実は否めないので一重にわたしの勉強不足です

 

《古聖戴サウラヴィス》・・・展開後の盤面がお世辞にも強固とは言えず、ピン除去1枚がクリティカルに突き刺さる可能性があるため《アーク・デクレアラー》《祝福の教会-リチューアル・チャーチ》からアクセスできるユーティリティーとして。

 

《祝福の教会ーリチューアル・チャーチ》・・・こちらも儀式周りのユーティリティーとしての採用。一応天使族+《ブンボーグ001》からハリファイバーにつながるので初動の補助としても。

 

《星遺物を巡る戦い》・・・さすがに《Ω》1枚にコンセプトの成立を担保するのは荷が重すぎると判断したため。《フォーチュン・ヴィジョン》ぬきで《幻想召喚師》から投げた融合モンスターに雑に当てても○。発動するに際し相手フィールド上に表側のモンスターが必要なのが玉にキズですが、打点の心もとない《最終戦士》とのかみ合いはあります。加えてハリファイバー&アウロラードン初動の最大の問題点である「事前に自分フィールド上にモンスターが1体でも存在してしまうと展開の都合上モンスターゾーンが埋まってしまい機能不全に陥る」懸念をかんがみれば、自分のモンスターを一旦どけながら初動をスタートできたりもしますね。

 

《仁王立ち》・・・《Ω》との組み合わせで攻撃制限が可能です。有名なアレですね。暇なとき《フュンフト》で落とせると嬉しい。

 

D-HERO ダスクユートピアガイ》・・・《幻想召喚師》デッキということですんなりと候補に滑り込んだ《ナチュル・エクストリオ》と比較して構築後期に入るまで決めあぐねていた融合枠。選ばれたのはユートピアの男でした。本当はドラグーンにしたかったのですが、《フォーチュン・ヴィジョン》のあるなしに左右されない自前で効果破壊耐性を兼ね備える点で優秀とみて採用に至りました。《幻想召喚師》で投げた後続のモンスターに破壊耐性を付与できる点もこのデッキと非常にかみ合っています。

 

あとがき

 

総括と称するのも大仰すぎるのであとがき程度に。

 

わたし自身、非常に構築ペースの遅いプレイヤーでもありまして、昨今は半年に1つデッキが組めれば良いほうなくらいで、最近はましてモチベーションが遊戯王に向かわずこのデッキの構築に取り掛かる以前は引退すらかんがえるほどでした。というか完全に引退勢の心境でいたのですが、こうしてひさしぶりにデッキを組んでいて痛感したことがひとつ。

 

やっぱりわたしはこのゲームに心残りがあります。

 

だってまだ全然SNSで拝見させていただいている(わたしには到底届かぬ高みにいる)デッキビルダーのかたがたとゲームできてないし!なんならわたしの住んでいる沖縄県内のプレイヤーのかたがたとも全然デュエルできておらず。これは傲慢かもしれないけれど、誰かの心に残り続けるデッキのひとつ組めてやいません!

 

こんなんでフェードアウトしてはゲームにも、そして自分にも失礼ですので、まだまだ楽しくゲームしていきたい所存でございます。次に何か組む予定は全くと言っていいくらいありませんが!めちゃくちゃひさしぶりにストラク三箱買って遊ぼうかな......。

 

こんなささがわですがどうか今後ともよろしくお願いいたします。

 

ではでは。ここまでお読みいただき有難うございました。

 

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「たった今、この創造の最初の瞬間は、無であると同時に全でもある。」



神と連続攻撃とクワガタ ~遊戯王デッキ紹介記事そのいち。~

  はじめまして、こばやしです

 

モンスターで攻撃して相手のライフを0にする。

 

 遊戯王の根底をなすセオリーです。チェーンバーン?LO?EXwin?なんの話やら。 

 

つまりボードにちょうきょうりょくなモンスターをいっぱいならべてなぐればかてるのです。でもたくさんモンスターならべるのってむずかしくないですか?コンボ?シナジー?まず頭がついていけません。やばい。現代遊戯王やばい。無理。あきらめてMTGやろ。というわけで次回以降は2019年5月31日発売予定の【モダンホライズン】について考察していきます。新風吹き荒れるであろうモダン環境の空模様をそれはもう良純さんばりに予測していきます。次回も絶対読んでくださいね。それでは、さようなら。

 

       

  そんなわけにもいかないので

 

1.神と紙

 

はい。今の茶番で大切な読者が何人減ったのでしょう。ここからは真面目に解説していきます。しかし、昨今のいともたやすくバリバリ展開してボードアドバンテージを獲得するゲーム性にぼくの頭がついていけないのは確定的に明らか。あーーー!!!どこかに展開せずともその一撃のみで相手のライフがとけてなくなってそれでいてそこそこ簡単に出せるモンスターがいたらなーーーーー!!!!いたらなーーー・・・・・・・

 

         いました。

 

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〈究極幻神アルティミトルビシバールキン〉

 シンクロ・効果モンスター
星0/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
ルール上、このカードのレベルは12として扱う。
このカードはS召喚できず、自分フィールドのレベル8以上で同じレベルの、
チューナーとチューナー以外のモンスターを1体ずつ墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードは効果では破壊されず、
攻撃力はフィールドのモンスターの数×1000アップする。
(2):1ターンに1度、自分・相手のメインフェイズに発動できる。
お互いのフィールドに同じ数だけ、「邪眼神トークン」
(悪魔族・闇・星1・攻/守0)を可能な限り守備表示で特殊召喚する。
このターンこのカードは攻撃できない。

 

最大パワー驚異の12000遊戯王の初期ライフって知ってます?

一撃のもとに相手のライフを消し炭にしてしまうお姿はまさに究極を体現するモンスター・・・いや、神といって差し支えないでしょう。さすがわれらのレクス・ゴドウィン。トークンはリンク召喚の素材にすることで勝ち筋を増やせるかもしれません。またトークンが守備表示だとしても、相手が立たせた攻撃表示のモンスターをどついてやれば何の問題もありません。あとは・・・なんか一番下の部分だけヒエラティック・テキストじみている。読解不可能です。でも万が一「自身の攻撃を制限する類の効果」だったとしたらこの上なく致命的ですね。返しのターン、相手はこれぞ漁夫の利とリンク召喚しまくりなんならそのまま負けてしまうリスクだってありますし、相手ターンに発動するにしてもタイミングがかなりシビアです。当のビシバールキンくんが1ターン渡して無事でいられる保証もありません。万が一ですけどね、万が一。

 

はい。冷静になりました。しかし、勘違いしたままショップを回って休日を費やした末に手に入れた〈アルティミトルビシバールキン〉(シークレット)はもうどうしようもありません。「一撃で相手を葬りつつ」「ビシバールキンを使う」。この2つのコンセプトにうまく合致するカードがあったらなーーーー!!!あったらなーーー・・・・・・・

 

     ありました。

 

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〈バーサーク・デッドドラゴン〉

 効果モンスター
星8/闇属性/アンデット族/攻3500/守 0
このカードは「デーモンとの駆け引き」の効果でのみ特殊召喚が可能。
相手フィールド上の全てのモンスターに1回ずつ攻撃が可能。
自分のターンのエンドフェイズ毎にこのカードの攻撃力は500ポイントダウンする。

 

ビシバールキンで相手の場に展開したトークンをどうにかして貫通効果を付与したバーサーク・デッドドラゴンで屠る。一撃じゃなくてタコ殴りじゃねーかとか言わないでください   しかし、そんなに都合よく貫通付与できるモンスターがいるわけが・・・

 

      いました。(くどい)

 

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〈ペンテスタッグ〉

 リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/サイバース族/攻1600
【リンクマーカー:上/下】
効果モンスター2体
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
リンク状態の自分のモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。

 

2.  B(バーサーク)B(ビシバールキンワン)ショット!

    

そんなこんなでアレがアレして組んだデッキがこちらなります。

 

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[ BBショット! ]

 

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主軸としているムーブはいたってシンプル。

 

①〈ビシバールキン〉を特殊召喚し、トークンを互いの場に4体以上特殊召喚する。

 

②〈ビシバールキン〉〈邪神眼トーク〉を素材として〈見習い魔嬢〉をリンク召喚。

邪神眼トーク〉を素材として更に〈リンクリボー〉をリンク召喚。これでフィールドに闇属性の悪魔族魔法使い族サイバース族が揃うので3体を素材として〈キュリオス〉をリンク召喚。

 

③〈キュリオス〉の「任意のカードをデッキから墓地に送る効果」で〈トリック・デーモン〉を墓地へ。〈トリック・デーモン〉の効果により〈デーモンとの駆け引き〉を確保。残った〈邪神眼トークン〉をリリースし墓地の〈リンクリボー〉を自身の効果で特殊召喚した後、〈キュリオス〉と〈リンクリボー〉を素材として〈ペンテスタッグ〉をリンク召喚。

 

④〈デーモンとの駆け引き〉を発動し〈ペンテスタッグ〉のリンク先に〈バーサーク・デッド〉を特殊召喚。相手フィールド上に並んだ〈邪神眼トークン〉への連続攻撃がすべて貫通してWIN。

 

3. 採用カードの紹介

 

主要なもののみピックアップして紹介します。

 

〈トフェニドラゴン〉〈アセトドラゴン〉〈竜核の呪霊者〉・・・・・ビシバールキン召喚要員その1。トフェニをリリースしアセトをアドバンス召喚することで呪霊者を特殊召喚。アセトをレベル8に変更することで容易に条件を満たせます。

 

〈彦孔雀〉・・・・・ビシバールキン召喚要員その2。手札でだぶついた各種聖刻竜をリリースして儀式召喚すれば、相手のモンスターを減らしつつ呪霊者を並べられるのがポイント。そのままビシバールキンにつなげられます。儀式の際一緒にトリックデーモンを噛ませればキュリオスを経由せずに済んだり。コンボ始動できずとも「手札に戻る」効果ゆえ除去として撃てたりも。

 

〈召集の聖刻印〉〈儀式の下準備〉・・・・・サーチカード二種。直接的にコンボ始動に必要不可欠な上記パーツをそれぞれサーチできることがこのデッキに抜群の安定性を担保しており、強みになっています。

 

4.最後に ~ クソデッキビルドは終わらない ~

 

実はこのデッキ、〈ペンテスタッグ〉の登場以前からまったく同じコンセプトで既に組んでいたのをリメイクした形になります。当時は〈邪神眼トークン〉を〈軍神ガープ〉で攻撃表示にするといういま以上にオシャレな 無理のある構築でしたが、コンセプトを担っていた悪名高き〈FWD〉〈サモン・ソーサレス〉が刑務所入りしたために崩壊、マリアナより深い失意の底でぼんやりしていたところ、STARTER DECK(2018)にてひっそりと生を受けたへなちょこクワガタ虫に救われたわけです。

 

 これだからクソデッキビルドはやめられない。

 

たいへんな長文・乱文をここまで読んでくれたあなたに感謝を。

 

ご意見・ご感想があれば当ブログのコメント欄、もしくはTwitterアカウント こばやし(@deep_forests11)までリプライ等いただけると嬉しい限りです。

           

    では最後に

 

 

いやあ、遊戯王って本当にいいものですね

 

           

    それでは。